主人はダイエットには興味が多少あるものの、「楽」して痩せると言う方針を決して曲げようとしません。「運動はしたくない」「食事制限もしたくない」の一点張りです。加齢と共に代謝も落ち始め、そろそろダイエットをし、健康を意識した生活に目覚めて欲しいと思う私の気持ちも通じる事はなく、年々肥えていくばかり。

食生活で気になるのは「スナック菓子」を毎日2~3袋食べている事。私が買ってこなくなると、仕事帰りに好きなだけコンビニで買ってくるようになってしまいました。揚げ物大好き、スナック菓子大好きな主人は、もちろん脂質の取り過ぎです。

「脂質の取りすぎ」で私が思いついたのがキトサンでした。キトサンとは、エビ・カニなどの甲殻類の殻や、キノコにも含まれている消化されない食物繊維の事です。キトサンの働きはは、お腹の調子を整えたり、コレステロールの吸収を抑えるといった食物繊維としての機能があります。

コレステロールの吸収を抑え、血中コレステロールを低下させてくれ、胃腸の中で他の食品と一緒になることで効果を発揮すると言われています。

野菜を沢山食べていれば、不必要なサプリメントかも知れません。主人は野菜も余り好きではないので、キトサンを食物繊維の代用品として提案してみました。

キトサンを飲むタイミングは食前が良いかと思います。キトサンの飲むタイミングで、食前・食事中・食後と色々な意見があるかと思いますが、キトサンの「食事をして体内に入った脂肪分を吸着して体外に排出する」という性質を考えると、キトサンを食事の前に飲む事で、脂肪を体内に蓄積しにくくできると思われるからです。

主人は「飲むだけで食べ物の油を捨ててくれるなら、なんでもっと早く教えてくれなかったのか」と喜んでサプリメントを飲み始めました。後に、キトサンを勧めたことを後悔しました。

キトサンを飲んでいるのだから大丈夫!と、以前にもまして大好きなスナック菓子の量は増え、勘違いした主人は1日の摂取目安も守らず、「飲めばいいんだ」とむやみやたらとキトサンを飲んでいたらしいのです。

キトサンは脂肪を吸収する効果があると言われている位ですから、脂質と共に、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEといった脂溶性のビタミンまで排出してしまいます。又、摂り過ぎるとお腹が緩くなってしまいます。

「最近、きっとストレスで下痢が酷くなったんだ」と、愚痴をこぼしていた主人の話を聞いて、まさかと思いながらも「サプリメントは残りどのくらいなの?」と聞くと、1か月分が10日程で、残りわずかになっていたのです。主人曰く、「体重が減らないから、足りないのかと思って沢山飲んでみた」そうです。

すぐにキトサンを取り上げ、飲みすぎるとなぜいけないかを説明し、サプリメントの袋の表紙の1日目安さえ無視してしまう、楽観的な主人の性格を考えれば、続けさせるわけにもいかずキトサンダイエットは打ち切りにしました。

体重は、下痢も5日ほど続いていたせいだと思いますが、暴飲暴食をしていたけれど太りはしませんでした。けれど、その間は確実に体には負担になる事をしていたのは確かです。間違った認識は危険なのだと言う事と、主人の飽きれる程の楽観主義を改めて実感した出来事でした。