食べる量が増えると太るのだから、手っ取り早い方法は食事を抜く事だと考える方は多いのではないでしょうか?

しかし、1食抜きをするとかえって太ってしまう事になりかねないのです。

私たちが使うエネルギーは、生命維持に必要な基礎代謝に70~75%、体を動かす為の活動代謝に10~15%、残りの約10%が熱生産によるエネルギー消費となっています。熱生産と言うのは、食事をする事によって体温が上がる反応で使われるエネルギーの事です。

この10%と言うのは1日に「3食」食べた場合の割合です。1食分を抜くと1回分の熱生産が起こらない分だけ消費エネルギーが少なくなります。

その量は、3食をエネルギー比率で朝食3:昼食3:夕食4の割合で取ったとして、朝食を抜いた場合には30%分となります。1日に1800kcalを取るとすると、朝食分は540kcal。熱生産分はその10%になるので、54kcalになります。

脂肪は1kgが7200kcalのエネルギー量があります。1日に54kcalの消費が無かったとすると7200kcal÷54kcal=約133日分、つまり4か月半に1kgずつ太っていく、消費エネルギーを損している計算になります。食事抜きダイエットには他にもマイナス面があります。

朝食を抜いただけで、他の2食も間食も余計に食べなければ痩せていくはずですが、朝食を抜いている人の食事内容を聞いてみると、無意識の内に他の食事や間食に朝食分を上乗せして食べている人が多いのです。

朝食を抜いてしまう事で、脳の大切なエネルギー源であるブドウ糖が不足して、空腹感が実際以上に強くなってしまうのが原因かと思います。その為、朝食を抜くと昼食はついつい食べ過ぎてしまいがちです。

又、空腹状態が長く続くと、体のエネルギーの無駄遣いをしない様にエネルギーの消費を抑えるようになって行きます。これでは1日に食べるエネルギー量を一緒にしても消費が少ない分だけ、太ってしまう原因になりかねません。

このような理由から食事を抜くのではなく、3回の食事でカロリーコントロールをして、地道に食事内容を調節して行く事が必要なのです。私も、ダイエット経験上、近道は無いのだろうと思います。